元ノンバンク営業マンが経験した中小企業の資金繰り

ノンバンクで十数年勤めさせて頂きました。 融資から最近流行のファクタリングまで、内容も様々経験しました。 世の中、ネットが普及したお陰で情報はだいぶ伝わりやすい状況になりましたが、まだまだ、知られていないことが沢山あるかと思います。 中小零細企業・個人事業主さんが資金調達において、苦労する部分や経験を基にブログで伝えられたらと思います。 ※個人的な考え方や判断をしていることもあるかと思いますので、ご了承ください。

資金調達においての3社間ファクタリングとは

ファクタリングとは

 

ファクタリング = 3社間ファクタリング


私も当時、営業で契約を取ってました。
売掛先さんと話をし理解を得てもらい進めていく方法です。
これ、もの凄く大変なんですw

 

売掛先さんからすると、仕事を頼んでいるところが資金難??

という風に見られてしまいます。

 

尚且つ、口座の変更をしてもらうので、売掛先さんの企業規模が大きくなるほど、手続きは難しくなっていきます。

 


資金運営でお悩みの経営者様へ

 

 

以前、私が経験したケースを紹介します。

 


A社長さんからファクタリングの依頼を受けました。必要書類を用意してもらい、ご面談させていただきました。

 


A社長さんに、3社間ファクタリングの説明をし、しぶしぶご理解いただきました。

 


しかし、ここでA社長さんからすると売掛先だし、今後も付き合いは続けて行きたいので、話がこじれるような事は避けたいとのことで、資金繰りが悪い旨が伝わらないように話を進めていくということで、無い脳みそをフル活用ですw

 


売掛先の担当の部署の連絡先を伺い、連絡することに・・・

 

 

最初は緊張しますw

 

 

私としても、A社長さんが悪く取られないように必死です??

 


まずは、アポ取りをしてお会いさせていただく流れにしました。
売掛先さんへ伺い、お話をさせて頂きました。

 

 

すると、以外にその担当者の方はファクタリングを知っており、手続きに時間は掛かるが大丈夫だと思いますとの事でした。

 


終わって、A社長に報告しファクタリングをオッケーしてもらえるかもと伝え、喜んでもらえました。

 


しかし、ここからが大変でした。

 


なぜ、ファクタリングをやるのか?
その理由を明確に提示をし、尚且つ、経理部・監査部へ理解を求めなければなりません。

 


ミスは許されません。

 


そして。。。

 


なんとか、オッケーをもらう事が出来ました。

 


そして、ファクタリングをするにあたり、必要書類を用意をし、口座変更することが出来たのです。

 


実に、ここまでで要した期間は20日間。。。

 


大変でした。

 


 

 

ちょうど手続きが終わった日が、25日で同月月末より、3社間ファクタリングをすることが出来ました。

 

請求書関係も、売掛先さんの担当者と話をしながら、どの様な形式で進めれば良いのか?を伺いながら、進めていました。


※取引先さんにより、様々な形式があります。

 


また、経理部によっても流れや形式が異なるので、確認をします。

 


月末の時点にて、再度請求書の確認をし、お客さんとファクタリングの条件や流れを説明し、進めてまいりました。

 


月末までで締まる分を買取り対象とし、翌月1日に、ファクタリング契約しました。

 


売掛債権:920万円
買取金額:780万円
※720万円が実行金額(受け取れる金額)で売買手数料が5.8%となり、約41万円となります。

売掛債権は:920万円、買取金額:780万円となり、差額が140万円となります。この差額は買取対象外なので、お客さんの元へ返金されます。

※売掛先さんから、ファクタリング業者側へ売掛債権:920万円が振り込まれます。その後、買取金額:780万円を差し引かれて、140万円をファクタリング業者からお客さんに振り込まれます。

 


ファクタリングする事により、先の入金予定の売掛債権が現金化となり、その資金を活用することが出来たのです。

 


お客さんからは、いろいろ懸念されておりましたが、全く問題なく、売掛先さんとも未だに良好な関係を継続されております。

 

当時、お客さんには伝えてなかったですが、売掛先の担当者と飲みにも行ってたりもしてましたw