中小企業で建設業の資金繰り
建設業、多くの方が携わっています。
昨今、オリンピックの影響もあり、建設ラッシュが続いています。
私のところにも、業者を紹介して欲しいと話が良く来ます。それだけ人材不足が続いてるのです。
私が昔現場の手伝いをさせてもらってた頃は、日当が8,000円~11,000円が相場でした。※現場の内容により金額も異なるかと思います。
それでも当時は喜んでやっていました。
しかし、近年では簡単な作業レベルのものでも、日当が最低13,000円は払わないと人が集まらないそうです。
求人誌に人材募集をしても、全く集まらない状況下だそうです。
現場では65歳以上の職人さんがまだまだたくさん頑張っているそうです。
職人も日当が低くければすぐに他の場所へ行ってしまうので、安くは雇えないし、さらには給料の前借りが当たり前の時代だそうです。前借りを渋るだけでも、他に行ってしまうそうです。
そのくらい、人材不足だそうです。
しかし、世間では人材不足があまり認知されてません。
今は、オリンピックの建設ラッシュと言われておりますが、東日本大震災での復興、熊本・福岡、そして先日あった西日本での土砂災害において、様々な現場があり人材の取り合いになったりもします。
私の方にですら、職人を出せる業者を紹介して欲しい旨の連絡が入るくらいです。
すると、仕事は比較的に取れやすい状況ですが、仕事を取るとなると先出し分の資金が捻出出来なかったりもします。
さらに、仕事を取ったけど人材が不足していて現場が進まず、工期が遅れてしまい、入金予定日も遅れてしまう。。。
途中まで仕事はしているけど現場が止まってしまい、元請けより入金がされず、余計に資金繰りが困難な状況に陥ってしまいます。元請けからしてみましても、現場が終わっていないから支払いは出来ないとなり、どうにもなりません。
その元請けも、さらに上の元請けがあれば連鎖で資金ショートしてしまいます。
最近よく聞く話では、二次請けよりしたの業者とは現場を動かしているが、契約書が無い状態で進めているケースもたくさん有り、いざ、入金日となると支払いがされずにトラブルになるケースが多数発生しております。
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一度、三次請けで入っている建設業の社長さんよりご相談を受けました。
現場は通常通り進めており、工期も無事に終わり、入金日になったら二次請け(元請け)から支払いがされなかったのです。
社長さんは慌てて、二次請け(元請け)に駆け寄りましたが、契約書が無いので支払うことが出来ないとの事。
社長曰く、契約書は現場の下見に二次請け(元請け)と同席した際に、契約書は後で交わすからとりあえず工期の絡みもあるので、先に現場を進めて下さいとのことで、進めていたそうです。結局、契約書を交わす前に現場が終わってしまった状況でした。
二次請け(元請け)では話にならなかったので、一次請けを飛び越えて発注元(公共事業)の市町村区の窓口に直談判しに行ったのですが、一次請けもしくは二次請け(元請け)に話をしてくれとだけで、話を全く聞いてもらえなかったそうです。
この社長さんはひどく落ち込んでおり、私が出来る限りのアドバイスをさせていただきました。
しかし、社長さんも資金繰りに困っており、どこからか資金調達しなければなりません。
融資の路線で考えておりましたが、時間と保証人は厳しいとのことでしたので、ファクタリングという手法にて資金調達してみては如何か?と提案しました。
社長さんはファクタリング自体をご存知ではなかったので、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの説明をし、それぞれにメリット・デメリットを伝えました。すると、社長さんも調べて問い合わせしてみるとのことでした。
後日、社長さんより某ファクタリング業者にて実行していただいたそうです。
話を伺うと、契約までの流れや契約書面もきちんと対応されていたそうなので、社長さんも安心してファクタリング契約出来たとのご連絡いただきました。
私としましても、直接ご紹介した訳ではなかったので、不安な部分もありましたが無事に資金調達が出来て、社長さんも喜んでくれていましたので良かったです。