元ノンバンク営業マンが経験した中小企業の資金繰り

ノンバンクで十数年勤めさせて頂きました。 融資から最近流行のファクタリングまで、内容も様々経験しました。 世の中、ネットが普及したお陰で情報はだいぶ伝わりやすい状況になりましたが、まだまだ、知られていないことが沢山あるかと思います。 中小零細企業・個人事業主さんが資金調達において、苦労する部分や経験を基にブログで伝えられたらと思います。 ※個人的な考え方や判断をしていることもあるかと思いますので、ご了承ください。

ファクタリングとは。。。資金調達において難しくないのです!

昨今、『ファクタリング』と言うキーワードをよく伺うようになりました。

 


色々なサイトでも紹介はされてる様なので、今は細かい説明は省かせていただきます。

 

 

ファクタリングとは、売掛債権の流動化をすることによる、早期資金化となります。

 

売掛先との取引をしていると、支払いサイトと言うものがあり、当月末締/翌月末払などなど、業種により様々なパターンがあります。

 


~例えば、月末締め、翌月払の場合~

 

『仕事をする』
同月1日~同月31日
・商品を随時納品。

 

『請求書』
同月31日で、集計して金額を算出し、請求書に起こして、納品先(売掛先)に請求書を発送する。

 

『入金』
翌月の月末に、納品先(売掛先)より入金。


上記の例は良くある支払いサイトです。

 

 

しかし、仕事をする側からすると、仕事を始めてからお金がもらえるまで、約2ヶ月も掛かってしまう事になります。
※通常、上記が繰り返されます

 

 

ここで、追加注文等が入って来たので、更にそれを仕入れる為に資金の入り用が発生しました。

 

 

すると、資金を捻出しなければなりません。

それが出来なければ、融資を考えるかと思います。

 

 

簡単にですが、融資までの期間を記します。
※目安に考えて下さい

 

公的資金:1ヶ月半から2ヶ月
■銀行:2週間~1ヶ月
■ノンバンク:3日~2週間

 

公的資金は時間が掛かりますし、なかなか審査は厳しいです。

銀行もなかなか審査が通りづらいです。

 

ノンバンクはまだ、成因資料が揃っていれば比較的に審査が通るが、なかなかハードルが高いものです。

 

 

では、融資以外での資金調達ということで、ファクタリングの選択肢が出てくるわけです。

 

 

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ファクタリングを簡単に説明すると、売掛債権(請求分)を買い取ってもらう事による資金化

※当座をお持ちの企業さんからすると、手形の割引とほぼ同じです。

 

 

当座をお持ちでない方に、例として、手元に10,000円の商品券があると考えて下さい。

 

目の前にコンビニがあり、めずらしい商品があり、どうしても買いたいのです。

 

しかし、手元には現金が無く、商品券しかありません。

 

 

どうしたら良いのか???

 

 

まず、商品券ではコンビニで買い物が出来ないので、現金化をします。そこで、近くの金券ショップへ行き、商品券を買い取ってもらいます。

 


すると、80%で買い取りますよ、となります。
※例えの話ですのであしからず

 


10,000円の商品券を80%で買取ってもらうと、8,000円手元に受け取る事が出来ました。

 


無事に商品を購入することが出来ました。

良かったよかったとなるわけです。

 


ここで、差額が発生するわけです

20%が買取り手数料として、差し引かれた形になります。

 


ちょっと、手数料が20%は高いのでは??という考え方もあります。ただ、もしデパートまで車で片道1時間も掛けて向かい、商品券で買い物をしました。そして、また1時間掛けて戻るとなると、時間は取られるしガソリン代も掛かります。すると、対費用効果としてはどちらが優れているのか?という考え方も出来るのです。

 

しかし、デパートまで行かなければ使えなかった商品券が、目の前のコンビニで買い物が出来る現金へとなりました。
※あくまでも例えの話です(笑)

 

 

 

 
ここまでは、例えの話で商品券を例に説明させていただきました。

もちろん、語弊がないよう金券ショップさんにより買取り率は異なりますので、ご利用の際はご確認してからお願いします(笑)

 

 

最近は、ファクタリングで調べるとたくさんのファクタリング業者が出てきます。

どこも同じ様な事が書いてあり、どこのファクタリング業者が良いのか分かりません

 


なので、簡単な歴史からお話しますと、20年程前でしょうか?

まだ、『ファクタリング』なんて言葉自体、銀行員も良くわかってい

ない時代でした。

 


ある大手のノンバンクが、試験的に始めました。

試行錯誤、やってたみたいですが、当時は手探りで始めたそうで、

同業間でもそのスキームでやれるのか??

などと噂は出てました。

そこから、気が付いたらファクタリング自体、一度終息しておりました。

10年程前でしょうか

民間の企業で、ファクタリングを始めたと噂を聞きました。

数年後、2社間ファクタリングと言うものが出てきました。

 

 

金融機関からの印象は、そんなもの大丈夫なのか?

当時は、お客さんと売掛先さんとの関係性は大丈夫なのか?

どうやってるのか? などなど、噂になっていました。

 


しかし、経済産業省も推奨しているのですが、私が所属していた会社では、ファクタリングをするなら担保融資で良いという傾向が強く、当初は全くファクタリングには触れませんでした。

 


年数が経過するとともに、ファクタリング業者が増えてまいりました。

そこで、私も知人友人らとの勉強会を開きながら、ファクタリングを勉強することになったのです

 

 

まずは簡単に説明します。

 

☆ファクタリングのメリット
売掛金の早期資金化
入金予定日前より現金化が出来ます。

・借り入れではないので、融資枠は変わらない
決算書の借り入れに入らない。

・審査が融資よりも緩い
民間企業な為、各ファクタリング業者は独自審査。

・申込みから実行までが早い
金融機関とは異なり、各ファクタリング業者独自のやり方が
 あり、工夫されている。

・売掛先に知られずに出来る(2社間)
売掛先への通知、交渉が無いので、知られることも無く、
 スピーディーです。

・税金関係が滞納していても問題ない
売掛金を買い取ってもらうので、基本的には関係無い。

売掛金さえあれば誰でも可能
仕事が完了していて、請求できる債権があれば問題ない。

・ノンリコース(償還請求権無し)
 入金される予定の売掛債権を買取ってもらっていて、その売掛
 先が倒産したとしても、ファクタリング業者へ支払いをする必要がない。

・手数料を損金計上出来る
売買をするに辺りの、手数料を支払っているので計上する事が出来ます。


★デメリット
貸金業とは異なるので、管轄省庁がまだありません。よって、登録・届出制度があるわけではないので、良い業者なのか?悪い業者なのか?判断が難しくなります。
 ※貸金業の場合は、金融庁などで登録があるのか?過去に処分が出てないかを確認出来ます。

・手数料が割りと高い
 基本的に売掛先の与信を基に、手数料の金額が算出される。

・2社間ファクタリング、3社間ファクタリングを理解していない、会計士、税理士、弁護士が多い以前は、あまりファクタリングという手法が利用されてなかく、貸金業と売買の違いの判断が理解されていない。

・契約実行後に、分割での返済が出来ない
 買取ってもらった売掛債権は分割出来ません。

・融資と比べると、契約書面が多く煩わしい
 様々な書類がある。

・悪い噂がある
 ※平成29年3月に、悪徳ファクタリング業者が逮捕されるなどニュースになってました。

 


メリット・デメリットを簡単に説明させていただきました。

ファクタリングを利用するにあたり、参考になれればと思います。

以前、お客さんから伺ったファクタリング業者で、翌日対応していただいたとの事でした。

まずは、問い合わせで聞いてみるのも良いかと思います。

 

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