中小零細企業が2社間ファクタリングでの資金調達するにあたり
2社間ファクタリング
2社間ファクタリング、通常であれば売掛先さんに通知もしくは承諾を得て債権譲渡致しますが、2社間ファクタリングでは通知もしくは承諾をしないで、債権譲渡することを2社間ファクタリングといいます。
□利用者には、売掛先さんに内密で売掛債権を早期資金化出来るというメリットがあります。
※来月入金予定の売掛金を2~3日(即日もあります。)で、売掛先さんに知られずに現金化が出来ます。
■ファクタリング業者は、売掛先さんに通知もしくは承諾を得ないで債権を買取るのでリスクが大きくなります。また、リスクが大きくなるほど手数料が割高になる傾向にある。
※3社間でのファクタリングであれば、売掛先さんに問合せや書面でのやり取りを行うので、架空取引かどうかの確認をすることが出来ますのでリスクヘッジが行えます。
中小企業、零細企業、個人事業主さんは事業をしていると、急な入用が発生したりすることがあります。
しかし、急に資金繰りをし始めてもどうにもなりません。
事業資金を調達するとなると、ただ申し込んでも審査ではじかれてしまいます。
資金が必要な際に、早急に現金を準備するにはファクタリングは適していると思います。
例えば、自分名義の車があるとすれば、車の買取センターへ車両を持ち込み売渡して現金化になります。
そんなに、時間は掛かるものではないと思います。
売掛債権も同様なことが言えます。
また、車を売ったからといって、個人の借入状況及び信用情報に影響は出ません。
売掛債権も同じです。
しかし、2社間ファクタリングは割高な手数料が発生するのです。
相場:5%~35%
相場からしましても、融資の金利と比べると割高な印象があります。
さらに、融資の様に分割で返済しましょうという事が出来ません。
入金される予定(確定済み)の売掛債権を買取ってもらうので、売掛債権が入ってきたら渡さなければなりません。
1つの事例ですが
・申込みから契約実行まで、2日
・期間:31日間
・売掛債権:約100万円
・買取実行金額:約70万円
・手数料(13%):約9.1万円
=約70万円+約9.1万円=約79.1万円がファクタリング業者へ戻す金額になります。
よって、手元に残った金額は約20.9万円となりました。
上記は私のところへ相談を受けたA社長さんが実際に行われたものです。
A社長さん曰く、手数料はちょっと高かったけど、申込みからの対応や契約までのスピーディで丁寧に対応してもらえたそうです。
最初は不安で怖かったそうですが、担当者もファクタリング以外の相談も聞いてくれたりしてもらえ、安心して取引が出来たとおっしゃられていました。
ファクタリングは、売掛先(取引先)の与信の取り方次第で手数料が変わって来ます。
なので、各ファクタリング業者さんにより手数料が異なることがあります。
ファクタリング業者も多数あります。
私が調べたところでも、都内だけでも100社は超えています。
参考までに、貸金業者数は平成29年3月末時点で2000社を下回りました。
平成元年時点では、約38000社もあったのです。約10分の1まで借入が出来る業者が減ったという事になります。
※単純な比較です。
中小企業、零細企業、個人事業主さん達が資金調達をするにあたり、打診を掛けられるところが減っているのです。
事業資金の融資での資金調達はより難しくなってきています。
そこで、2社間ファクタリング
資金調達するには都合が良いのですが、手数料も考慮して資金繰りをおこなわなければなりません。
以前、社長からの相談であったのが、2社間ファクタリングを申し込んだら40%と言われ、そういうもで高いなぁと思いながら利用したそうです。
その社長様の仕事の粗利は平均7%くらいでした。。。
単純にみたら、粗利7%に対し手数料が40%も費用が掛かっていたら、仕事を続けていてもしていても
マイナスにしかなりません。
しかし、それでも利用しなければならない状況は中小企業・個人事業主では起こりえるのです。
ファクタリング業者もたくさん有りますので、見積もりを取るのも一つの手段だと思います。
手数料がちょっとなぁ と思うようでしたら交渉してみるのも手かと思います。
さらに、ファクタリングでは過去のブラックな状況や税金未納滞納、銀行融資のリスケジュールをしていても、柔軟に対応して買取ってもらえます。融資とは異なる資金調達になるので、一度各ファクタリング業者さんへ問い合わせてはいかがでしょうか?