中小企業の資金調達において悪いファクタリング業者の見分け方
ファクタリング業者、だいぶ増えました。
私がリサーチしたところ、約100社くらいあります。
中小企業さんや屋号の事業主さんは資金調達をするとしても、厳しい状況が続いております。
銀行から、融資を300万くらい出れば、資金繰りの悩みから解放される企業さんはたくさんあります。
資金調達をするとなった場合、融資だけではなく、ファクタリングという資金調達の手段があるんです。
その中でも、まぁ悪い業者もあるんです
契約時に、契約書面に一切の金額が未記入で、尚且つ、その場で電卓を使い、手数料計算をしながらも間違える。。。
地方の建設業 A社長さんから話を伺いました。
社長さんが資金繰りで困っていたところ、ファクタリング業者から電話が入ったそうです。
新しい事業資金でファクタリングというものがあるんです。融資とは異なる形なので一度話を聞いてもらえないかと。
真面目そうな受け答えをしてくれたそうで、一度会って見ることにしたそうです。
話をしながら必要書類を見てもらったそうなのですが、そこでも今日契約してもらわなければ困りますといい始めたそうです。
社長からすれば???
で、あったことは言うまでもありま
せん。
金額や売掛先の情報を後から記載するであろう契約書類を出してきて書いてくれとの事。。。
なんだかんだで、言い合いになったそうですが、2回目のファクタリング契約する際は、3%でやるとの約束で今回は契約することにしたそうです。
3%であれば、何か困ったときにやってもらおうと社長は考えたそうです。
今回の条件は、1日1%らしく期間が30日あったので、実行金額の30%の手数料となるとの説明があり、高いが2回目で安くなるなら、平均すると考えるれば良いかと判断したそうです。
結局、120万円実行してもらい、手数料が36万円だそうです。
なんだかんだで、契約するとこになり、書面に記名捺印をしたそうです。
さらに、交通費と事務手数料で15万円掛かるとの事で、それも支払ったのです。
しかも、契約した書面の控えは一切無く。。。担当者がそのまま持ち帰ったそうです。
メモに期日と金額だけを記されたものを渡されたのです。
実行金額を渡され、担当者は帰ったそうです。
社長は腑に落ちない感じでしたが、今後を考えて2社間ファクタリングとはこういうものなのかと考えたそうです。
しかし、冷静に考えたら。。。
渡した交通費・事務手数料の領収書は無い
契約書の控えも渡されない
内容が分かるものが何もない事が問題
と、後で気付かされるのです。
支払い期日が来て、売掛先さんからの入金があったので、ファクタリング業者の指定する口座へ送金することにしかも、口座名が個人名!
※ファクタリング業者へ連絡を入れたそうだが、システム上問題ないとのこと。。。
無事に送金をし、次の買取をしてもらおうと新しい請求書を送ったところ。。。
審査が通りません!
社長からすると・・・???
次は3%でやってくれるって約束した棟を伝えたが、「確実に契約実行する」とは言っていないなどと、逆切れっぽく言われて電話を切られてしまったそうです。。。
ここで、社長は「やられたー」と気付いたわけです。
という事があり、資金ショートしてしまっているとの相談がありました。
ここでいくつか、怪しいところがあります。
社長にもお伝えしましたが、分かりますでしょうか???
・日割りでの手数料計算
・売掛先さんの与信調査が行われていない
・契約書の控えがもらえない
・支払った金額の領収書もしくは受領書がない
・振込み先が法人であるにも拘らず、個人名だった
冷静に考えたら、皆さん契約しますでしょうか?
このような悪徳ファクタリング業者はだいたい、1~2年で消えていきます。
利用時には気を付けてください。
ちゃんと、ファクタリングをおこなっている業者も御座います。
どの業界でもそうですが、一部の悪いことが業界全体に広がってしまいますが、昨今、ネットでも様々な情報が出てきますので、事前に調べてから問い合わせをしましょう。
事業資金の資金調達において、良い条件・安い・次は・必ずは御座いません。