資金調達において、ファクタリングの手数料が気になります!
ファクタリングの手数料
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとでは、手数料が異なります。
売掛先(取引先)さんの与信結果次第で変わります。
ファクタリング業者(買取業者)からすると、リスクヘッジをしたいが2社間ファクタリングでは3社間ファクタリングのように売掛先さん通知を出すわけでもないし、連絡を入れる訳でも無いので売掛債権の有無や存在しているかが不安になるので、リスクが高まります。
また、ファクタリング業者は償還請求権無し(ノンリコース)での売掛債権の買取をおこなうので、2社間ファクタリングでは与信結果が手数料に反映されてしまうのです。
償還請求権無しとは。。。
A社長さんはファクタリング業者にB社の売掛債権を買取ってもらったが、その売掛先(B社)が倒産してしまい、売掛金が入って来なくなりました。
ファクタリング業者は買取った売掛債権が未回収となってしまいました。
しかし、A社長さんはファクタリング業者への支払いを立て替えてする必要はないのです。
ファクタリング業者は売掛先の与信結果を基に売掛債権の売買をおこなうので、倒産して入金が入らないことも想定したリスクを抱えてしまいます。
3社間ファクタリングの場合、ファクタリング業者は売掛先さんに通知をして話をするので、買取る予定の売掛先さんの状況がより把握出来、入金が入らないようなリスクがあまり発生しません。なので、3社間ファクタリングの場合は手数料が安くなる傾向にあります。
2社間ファクタリングではどんなにファクタリング売買契約を交わしたとしても、売掛先さんからファクタリング業者(譲受人)へ直接払われません。
一度、社長さん(譲渡人)側の口座へ売掛先さんより入金があってから、ファクタリング業者(譲受人)へ社長もしくは経理担当が支払いがされます。
この流れで、ファクタリング業者(譲受人)が懸念することは、
〇引き落としが掛かってしまった
〇差押えされてしまった
〇使い込んでしまった
社長がおこなう場合もあれば、経理がおこなう事もあるでしょう。
上記の様なことがファクタリング業者(譲受人)が特に懸念するところです。
ファクタリング業者(譲受人)からすれば、買取ってるものだから、入金後すぐに戻してもらいたいと考えるのが自然でしょう。
しかし、思わぬ事態が起こることもあるのです。
2~3年程前までは、2社間ファクタリングはリスクが高すぎるどんなに手数料が発生したとしても、絶対にやりたくないと言われていたほどです。
これが、業界では良く言われていました。
それぐらい、誰がどう考えても資金を出す側かるすると、リスクが高すぎて2社間ファクタリングをする理由が無かったのです。
なので、現在2社間ファクタリングを業としている業者はそれなりな手数料となる訳です。
2社間ファクタリングの内容からすると、手数料が15%を超える高めな設定でも法外にはあたらないと考えることも出来ます。
※ただし、良いファクタリング業者に限ります。