元ノンバンク営業マンが経験した中小企業の資金繰り

ノンバンクで十数年勤めさせて頂きました。 融資から最近流行のファクタリングまで、内容も様々経験しました。 世の中、ネットが普及したお陰で情報はだいぶ伝わりやすい状況になりましたが、まだまだ、知られていないことが沢山あるかと思います。 中小零細企業・個人事業主さんが資金調達において、苦労する部分や経験を基にブログで伝えられたらと思います。 ※個人的な考え方や判断をしていることもあるかと思いますので、ご了承ください。

中小企業の資金ショートしてしまった時の資金調達の手段

中小企業、零細企業、個人事業主で資金調達をするにあたりの手段がいくつかあります。

 


・国の機関からの融資
・銀行からの融資
助成金
・ノンバンクからの融資
・知人友人からの借入
・ファクタリング
クラウドファンディング

 


上記以外にもいくつかあります。

※まだまだ、勉強中なのでこれくらいで(笑

 

 

大体の企業が上記で、資金の補填を考えるかと思います。

融資においては、担保提供出来るものがあれば、ほぼ融資が通るかと思います。

※例外もありますけども

 


 

 

ただ、今のこのご時世でなかなか担保提供出来る企業さんはいません。

すると、融資を受けるにあたり、ハードルが上がるのです。

ここも悩みのタネですよね??

 

 

私も悩みます。

 

 

融資となると、審査があります。

昨今はデータ化社会です。

銀行や大手ノンバンクでは、基本的にコンピューター化されています。

なので、誤魔化せませんw

 

 

更に、中小零細企業の決算書は信用度が低いのです。

 


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なぜか?

社長さんが、会社のお金を個人的に流用してしまうケースが多いのです。

 

 

もちろん、自らが頑張っているわけだから、目の前にあるお金を使いたくなる気持ちは分かりますw

 

 

しかし、個人的に流用してしまったお金を今度は決算書上で、帳尻を合わせなければなりません

 

 

税理士の先生も苦労するんですw

 


以前、融資の申し込みがあった社長さんとのやり取りで、私は当時ノンバンクの営業でした。

 

社長さんから融資を受けたいとの打診をいただき、必要書類などをご用意いただきました。

 

すると、その社長さんが抱えている顧問税理士が途中で関与してきたのです。

もちろん、社長さんの資金繰りやお金の流れを知る上で大事なことと思います。

 

 

当時、まだ貸付上限金利が今の法改正前で、年利29.2%が上限になってました。

※今は異なり、金融庁でも掲載しております。

融資の打診をいただいた際の、金利の提示が年利24%でした。

社長さんは融資を受けるべきか? 受けないべきか? 考えてました。

凄くまじめな社長さんで、融資以外の話も色々とさせてもらいました。

 

 

すると、後日社長さんの顧問税理士の先生から連絡があり、金利が高すぎると軽くお叱りを受けたのです。

 

私も当時精一杯の説明をさせていただいたのですが、ご納得がいかない様子。。。

しかし、社長さんのところは融資を受けなければ、経営に支障が出てしまうタイミングでした。

 

時間も限られていて、社長さんは融資を受けたそうな感じでしたので、顧問税理士の先生に逆に聞いてみました。

 

 

私:「先生、状況的に資金を調達しなければならない状況です。 金利が銀行さんと比べたら割高ですが、今回は最小限に融資を抑えて金利の負担を軽くする方法はいかがでしょうか?」

 

先生:「こんなに金利が高いんじゃ、キャッシュフローが追いつかなくなってしまうだろう。 とても借入は出来ないよ」

 

私:「そうですよね。 けど社長さんは資金が不足してしまっている状況下で困っています。 それならば、先生がご納得される金利で、社長さんに貸し付けていただき、何とか今回乗り越えられませんか?」

 

先生:「。。。。。私はそういうことはしません。」

 

 

後日、社長さんよりご連絡をいただきました。

 

あの時、融資は受けなかったが社長さんの兄弟に頭を下げ、頼み込んでなんとか資金不足を解消出来たそうです。

 

結局、顧問税理士の先生は何もすることも無く、社長さんの元から去っていったそうです。

 

社長さん曰く、顧問税理士の先生は私のことを非常に悪く言ってたそうですw

しかし、先生は何もせずに顧問契約を解消してきたそうです。

社長さんは、人間不信に成り掛けたとのことでした

 


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しかし、融資を受けずに資金ショートしていたところを乗り越えられたそうで、ホッとしたそうです。

 

 

資金調達をするにあたり、どこかで借り入れが出来る企業さんはまだいいのですが、借り入れが出来ない企業さんはどこでどのように資金繰りをするのかが悩みどころです。

 

それぐらい、中小企業、零細企業、個人事業主は資金調達が難しいのが現状です。