ノンバンクの融資実行の相場
企業さんが、事業資金の資金調達をするには幾つか手段があります。
資金調達の難易度は下記の様な感じです。
※企業さんにより前後することもあります。
助成金
↓
国の機関
↓
銀行
↓
クラウドファンディング
↓
ノンバンク
↓
ファクタリング
↓
知人、友人からの借入
上記の中でも比較的、審査が通りやすいのは、ノンバンク業者とファクタリング業者かと思います。
昔、法人向けの事業ローンでは、商工○○○ンドさん辺りは一世風靡したノンバンクさんがありました。
当時で、年利(金利)29%は越えてました。
しかし、多くの社長さん達から伺った話は、銀行は実行してくれないけど、ここはすぐに融資をしてくれて、何度も助けられたよ??と言ってました。
もちろん、当時有名だった保証人の数。。。
でも、1000万円くらいなら融資をしてくれた時代でした。
補足:時代でもあり、嫌な経験をした方もいるかと思いますが、融資をしてくれたノンバンクがありましたと伝えたいだけですので、ご了承下さい。
昨今、ノンバンクの相場は無担保で100万円~200万円が融資の実行されている金額です。
もちろん、下回る企業さんもあれば上回る企業もいます。
しかし、ほとんどの企業さんは相場の金額に当てはまるかと思います。
昔を経験している社長さん達からすると、少なすぎると考える方が多いのです。
現実、ノンバンクから融資を無担保で借入をおこなうとなると、上記の相場を目安に考えてみたら良いかと思います。
昨今は、データベースが確立しているので、過去の履歴などは簡単に出てしまいます。
支払い遅延や税金未納滞納があると、大手のノンバンクではほぼ融資が受けられません。
また、最近では通帳の改竄されているケースも見てきました。
昔は切り貼りで通帳を改竄して来た社長さんがいましたが、今はそれ以上に精巧に工夫してくる方がいるそうです。
ノンバンク側もより慎重にならざるを得ません。
なので、融資において初回取引額は低く設定されやすいのです。
私が営業マンの頃、不動産担保融資のノンバンクから、不動産を持ってる社長さんがいたら紹介して欲しいとのお話を良くいただいてました。
不動産などの担保になるものがあれば、すぐに融資をしてくれる貸金業社はたくさんあります。
しかし、私が担当させてもらった企業の社長さんのほとんどは、不動産を持ってたとしても金融機関に抵当権設定されていて、さらに不動産価値のギリギリまで金額の設定になっているので、融資の対象にはなることがありませんでした。
資金繰りに困ってからの資金調達はなかなか厳しいものがあるんです。。。