元ノンバンク営業マンが経験した中小企業の資金繰り

ノンバンクで十数年勤めさせて頂きました。 融資から最近流行のファクタリングまで、内容も様々経験しました。 世の中、ネットが普及したお陰で情報はだいぶ伝わりやすい状況になりましたが、まだまだ、知られていないことが沢山あるかと思います。 中小零細企業・個人事業主さんが資金調達において、苦労する部分や経験を基にブログで伝えられたらと思います。 ※個人的な考え方や判断をしていることもあるかと思いますので、ご了承ください。

資金調達において銀行融資は難しい

さて、個人事業主さんも含め、中小零細企業さんは事業を継続していくにあたり、なかなか大変なものです。

 

 

企業は10年を超える事が出来るのは、2~3割とも言われております。

 


ただ、そこには様々な要因があります。

 

良く聞いた事を記しますと

 

・独立したものの続かない
・取引先が倒産
・周りに騙された
・資金繰りがわからない
・当たり前と思っていた事が全然異なる
・こんな筈じゃなかった
・急な入金遅延で想定外の資金不足

 

などなど、ただの愚痴では?というものまで、色々伺いました。

 


話を伺ってるなかで、仕事はプロでも資金繰りは苦手な方が多いようです。

 

お金の計算は大変ですよね?

支払いはいろいろあり、こっちにもあっちにもと。。。

さらには、あ! ここもあったなどと後で気付くこともあるかと思います。

 


【銀行融資】


例えば、資金ショートしそうになったら、銀行へ相談に行けば融資が受けられると安易に考えている社長さんがいまだに非常に多いようです。


それも一つの選択肢ですが、資金調達をするにあたり、その様な考えだけでは難しいのです。


融資を受けるにあたり、ある程度の審査基準があります。これは銀行やノンバンク等でも同じです。

 


ならば、どう考えたら良いのか?

 


単純に、自分が銀行側の立ち位置で考えてみましょう。

資金繰りに困った方が、相談に来たら何を聞きますか?

そして、何を見ますか?

そこで、得た資料や情報がどの様な形だったら、相談者へお金を貸そうと考えますか?

 


これは、私のところへ相談に来た社長さん達に良く聞く質問です。

 


意地悪で言ってる訳ではありません。

 


融資が通らない企業は、大体答えが一緒なんです。

ほとんどの社長さんは、自分自身、分かっているんです。

 


特に、銀行融資は半年くらい前から計画し、銀行と話していかなければなりません。

 


そんな半年前?????

 

その時点では『資金ショートするか分からんよ』と言われるかも知れませんが、それくらい長期的且つ、計画的に進めていかないと難しいのです。

 


特に中小零細企業個人事業主さんは、仕事とは関係ないお金の入出金があったりもします。

銀行は気が付いてます。そして、見ています。

その場で取って付けたような話しや言い訳は、絶対にNGです。

 


融資の担当者はその場では、『そうなんですね~』 と、理解しているような仕草をするかと思いますが、腹の中は異なります。

 

 

しかし、気持ち的に社長さんは融資の担当者にすべてをさらけ出して話が出来ないんですよね??

 

なぜなら、余計な不安要素を伝えたが為に融資が出なくなってしまうのでは??と考えてしまいます。

 


おっしゃる通りだと思います。

 


でも、誤魔化して融資は受けれないと考えましょう。

 


とある地銀さんは、改竄や偽造を組み合わせて融資までこぎつけたと聞きますが、それはどこまでいっても、通常ではあり得ません。

 


銀行さんも金貸であり、考え方はノンバンクと変わりません。

 


融資の前に、まず自分のところがどういう状況なのか??把握しましょう。

細かい数字は嫌ですよね?

私も嫌ですw

 


困ってから動くのではなく、困る前から考えていきましょう??

 

中小企業の資金調達において悪いファクタリング業者の見分け方

ファクタリング業者、だいぶ増えました。

私がリサーチしたところ、約100社くらいあります。

 


中小企業さんや屋号の事業主さんは資金調達をするとしても、厳しい状況が続いております。

 

銀行から、融資を300万くらい出れば、資金繰りの悩みから解放される企業さんはたくさんあります。

 

資金調達をするとなった場合、融資だけではなく、ファクタリングという資金調達の手段があるんです。

 

三共サービス

 

その中でも、まぁ悪い業者もあるんです

 

 

契約時に、契約書面に一切の金額が未記入で、尚且つ、その場で電卓を使い、手数料計算をしながらも間違える。。。

 

 

地方の建設業 A社長さんから話を伺いました。
社長さんが資金繰りで困っていたところ、ファクタリング業者から電話が入ったそうです。

 

新しい事業資金でファクタリングというものがあるんです。融資とは異なる形なので一度話を聞いてもらえないかと。

 

真面目そうな受け答えをしてくれたそうで、一度会って見ることにしたそうです。

 

話をしながら必要書類を見てもらったそうなのですが、そこでも今日契約してもらわなければ困りますといい始めたそうです。

 

社長からすれば???

 


で、あったことは言うまでもありま

せん。


金額や売掛先の情報を後から記載するであろう契約書類を出してきて書いてくれとの事。。。

 

なんだかんだで、言い合いになったそうですが、2回目のファクタリング契約する際は、3%でやるとの約束で今回は契約することにしたそうです。

 


3%であれば、何か困ったときにやってもらおうと社長は考えたそうです。

 


今回の条件は、1日1%らしく期間が30日あったので、実行金額の30%の手数料となるとの説明があり、高いが2回目で安くなるなら、平均すると考えるれば良いかと判断したそうです。

 

早期の資金調達なら≪リソースプロへ≫

 

結局、120万円実行してもらい、手数料が36万円だそうです。

 

なんだかんだで、契約するとこになり、書面に記名捺印をしたそうです。
さらに、交通費と事務手数料で15万円掛かるとの事で、それも支払ったのです。
しかも、契約した書面の控えは一切無く。。。担当者がそのまま持ち帰ったそうです。

メモに期日と金額だけを記されたものを渡されたのです。

実行金額を渡され、担当者は帰ったそうです。

 


社長は腑に落ちない感じでしたが、今後を考えて2社間ファクタリングとはこういうものなのかと考えたそうです。

 


しかし、冷静に考えたら。。。

渡した交通費・事務手数料の領収書は無い
契約書の控えも渡されない
内容が分かるものが何もない事が問題

 


と、後で気付かされるのです。

 


支払い期日が来て、売掛先さんからの入金があったので、ファクタリング業者の指定する口座へ送金することにしかも、口座名が個人名!
※ファクタリング業者へ連絡を入れたそうだが、システム上問題ないとのこと。。。

無事に送金をし、次の買取をしてもらおうと新しい請求書を送ったところ。。。

 


審査が通りません!

 

事業資金調達の【ファクタリングゴールド】


社長からすると・・・???


次は3%でやってくれるって約束した棟を伝えたが、「確実に契約実行する」とは言っていないなどと、逆切れっぽく言われて電話を切られてしまったそうです。。。

 


ここで、社長は「やられたー」と気付いたわけです。

 


という事があり、資金ショートしてしまっているとの相談がありました。

 


ここでいくつか、怪しいところがあります。
社長にもお伝えしましたが、分かりますでしょうか???

 

 

・日割りでの手数料計算
・売掛先さんの与信調査が行われていない
・契約書の控えがもらえない
・支払った金額の領収書もしくは受領書がない
・振込み先が法人であるにも拘らず、個人名だった

 

 

冷静に考えたら、皆さん契約しますでしょうか?
このような悪徳ファクタリング業者はだいたい、1~2年で消えていきます。
利用時には気を付けてください。

 


ちゃんと、ファクタリングをおこなっている業者も御座います。
どの業界でもそうですが、一部の悪いことが業界全体に広がってしまいますが、昨今、ネットでも様々な情報が出てきますので、事前に調べてから問い合わせをしましょう。

 

事業資金の資金調達において、良い条件・安い・次は・必ずは御座いません。

 

ヤミ金・闇金は味方にも怖い存在になる場合もある!!

ヤミ金だの闇金という金融屋さん。

高い金利で強面なイメージがありますよね?

 


昔は、パンチパーマでワニ革のハンドバック!

ダブルのスーツに金色のアクセサリー!

ノンバンクでもいましたね!

 

 

昨今はさすがに都内では少なくなりましたが、地方にはまだいます。

 

 

テレビなどのメディアやその他、銀行などでも闇金対策などしていました。

みなさんが言うのは、『そんなとこ使っちゃダメだよー』との事。

 


そんなことは誰でも分かるんです。

闇金を利用したいなんて思う方は、なかなkいないと思います。

 


利用している方にも理由があるんです!!

 


しかし、誰もそこまでは聞かないし相談にも乗りません。

 


私からすると、闇金を利用している方は会話をしているとだいたい分かります。

 


えっ!!

こんな社長さんも利用しているの???

という場合も沢山見てきました。

 

エス・ジー・ファイナンス 幅広い商品でお待ちしてます

 


ほとんどの方は利用したくはないけど、利用しなければいけない状況なんです。

 


条件も、トイチ~トサン、半月二割、月テン。

などなどあります。

 

利用している社長達の方が詳しいんですからw

個人で貸してるところからグループで貸してるところもあります。

 


慣れてる社長はあそこは安くて融通がきくんだとか言うんですからw

 

金融屋さんがうまく社長と話してるんだと思われます。

 

闇金でも、期日が緩めに設定しているところもあるそうですw

 

 

以前、聞いた社長の話では、『関東はうるさくて融通がきかないけど、関西は人情があるから少しくらい待ってくれるんだ!』

 

 

もう、何がなんやらです。。。

 

1本化ローンのユーファイナンス

 

中小企業の社長達も利用されてる方がいますが、個人での利用が多い気もします。業種なども分かれますし、闇金も考えてます。

 


しかし、普通の人は悪徳だからダメだ!、悪い人達がやっているんだと良く言いますが、話を伺ってると、意外に普通の格好で好青年だったりするそうです。しかも、色々相談にも乗ってくれるんだそうです。

 


とある、社長が闇金を利用しており、資金繰りが厳しかったので債務整理の話を提示してみました。すると、借りたものは返したいし、融通もきくからそんなことはしたくないとの事でした。


社長達にとっても、自分の都合の良いときに借りれるところがあるのは心強いそうです!

 


闇金を推奨しているわけではありませんが、社長達の心の隙間に入ってくるのです。

 


銀行ではそこまで出来てません。

 


しかも、社長達からも重宝されるときもあるわけですから、努力をしてるんだなと考えさせられました。

 

キャッシングなら、エース株式会社

 
ノンバンクに勤めていた際に、途中からちゃんと返せるなら否定はしませんとしか言えませんでした。

 

 

なぜなら、闇金を利用される社長のほとんどは、銀行やノンバンクから借入が出来ていない方達で、支払いは迫っている状況がほとんどです。

利用せずに済むのなら、誰も利用しません。

昨今、利用している方は増えている感じがします。

 


今まで感じたのは、闇金を批判している人ほど、何もしない。。。

批判して利用させないようにするのなら、自らが低金利で貸してみたらといつも思います。

もしくは金利を取らずに貸してあげればいいのでは?とも思います。

 


銀行やノンバンクでは審査があって、貸付上限額の設定もあり、資金調達において借入は厳しい時代でもあります。

 


もちろん、借入する側にも問題はあります。
貸付する側からすると、貸したお金が戻ってくるのかどうかだけなのです。少しでも戻って来なそうであれば、金融機関としてはリスクが高くなる分、金利を上げるのです。

 


闇金でも、同様なことが言えるかと思います。
利用されている方は金融機関から借入が出来る状況ではありません。
しかし、仕事はちゃんとしている方がほとんどです。闇金と言ってもノンバンクと同等の金利で貸しているケースもあるそうです。

 

大手の某銀行員ですら、解決が困難な事態!!

とある企業の社長さんが相談に来ました。

 

企業概要
社長の年齢は68歳
出版関係の仕事
月商:約200万円
明日、当座の支払いで70万円があり、資金が足らない状態とのこと。

 

 

簡単なヒアリングして、通帳関係を拝見させていただきました。すると、ヤミ金を利用している方のお金の数字の流れが。。。

 


私:『社長、色々使った理由はあるかと思いますが、ヤミ金利用されてますよね?』


社長:『ヤミ金? そんなの使う分けないよ??怖いし高いし??』


私:『。。。』

 


確信していた私はとりあえず、話を続ける事に~

 


当座の勘定照合表と手形帳を見ながら、さらに確信へ

 


私:『社長、どうします?』


社長:『明日の不足金額をなんとか助けて下さい』

 


この社長さんは必要書類を伝えてたにも関わらず、半分しか用意出来なく、時間からしても融資の実行は間に合わない旨を伝える。。。

 


社長さんが、実は。。。と現状を説明し始めました。

 


そもそも、当座の支払いはヤミ金3社が手形を回してきており、その支払いでした??

 


通常であれば、お断りすれば良いのだけれども、回避する方法をいくつかお伝えして、帰っていただきました。

 


私からの提案で、社長の会社の、所在地の管轄の警察署の生活安全課へ相談に行くように伝えました。

 

社長もすぐに向かい相談に乗ってくれたそうです。


すると、驚く事にそのヤミ金某警察署でも有名な連中らしく、連絡は入れるとの事でした。

 

その後、銀行に行って事の事情を説明したのです。

 


すると。。。

 


まさかの銀行員の対応にビックリさせられました。

 

社長:『ちょっと相談に乗ってもらいたいことがあるのですが~』

 

銀行員:『はい、いかがいたしましたか?』

 

社長:『当座の支払でヤミ金に騙されて、明日、ヤミ金が3枚程手形を回してくるのですが、決済金が用意出来ないのです。支払が出来ないと不渡りになってしまいます。なんとか協力をいただけないですか?』

 

銀行員:『そしたら、その振り出し元(ヤミ金)に電話をして引いてもらうように頼んでください。』

 


社長:『それが出来るなら、とっくにそうしてるのですが、相手はヤミ金ですよ? 先程、警察署にもいって相談してきました。』

 

銀行員:『そうですか、銀行としては何も出来ないので、振り出し元(ヤミ金)にお願いするしかないですよ。』

 


との流れがあり、社長から涙ながら連絡をいただきました。
私に銀行員に説明して欲しいと求められ、ダメ元で話をしますよと伝えました。

 


しかし、個人情報に関わる事ですので、話をすることが出来ないとの事。。。

 


まぁ、色々あるかとおもいますが、

 


この時点で、電話の向こう側で銀行員が『変われませんので!!』と言う声が聞こえてました。

 

社長:『会社の存続に関わるし、他何か方法もないのですか?』

 

銀行員:『今のところ、自分で頼み込むしかないですね。』

社長:『分かりました。』

 

そのまま電話が繋がったまま銀行の外へ出た瞬間、社長が泣き出してしまい、『銀行はいざというときに、相談にも乗ってくれないものですね。。。 』


心苦しく何も言えませんでした。

もちろん、社長が悪い部分もあります。


しかし、ヤミ金に頼んでください!! って。。。

 

それで収まるのなら、最初からしてます。


することにより、大変な自体が起こり得るのが分かっているから、銀行員に相談したのに、まさかのヤミ金に頼んでください?? は、さすがにちょっとないかなと。。。

 


そんなこと、普通言えますか??

 


昨今、オレオレ詐欺だの振り込め詐欺を撲滅、ヤミ金対策もそうですが、様々なところでやられてますが、実際の現場や状況を知ってる人や解決出来る方々ってホントに少ないんだなというのが、現実なんだなと。。。

 

運送業のコスト削減においての資金繰りからの資金調達

最近、ニュース等を見ていると、大手の業績が良いなどと見かけま

すが、大手が業績を伸ばせるということは、その下に枝分かれして

いる、下請けや外注などの方々の協力や努力があって、成り立っ

ているのであって、大手が1社で出来るものでもないわけです。

 

 

例えば、運送業

 

大手が自社でトラックと従業員を使って、経営していければ、それ

はそれでいいですよね?

ただ、荷主側からの運賃値下げを求められれば、運賃を下げられ

たとしても請けざるをえません。

 


ここからは単純に説明します。

 


この様なケースが発生すると、利益が減ります。

大手の運送会社としては、利益を減らしたくはないわけです。

すると、コスト削減を考えます。


自社で従業員とトラックのコストと配送業務を外注(下請け)に頼

むのとでは、圧倒的にコスト削減に繋がります。

 

そこで、配送業務を外注(下請け)にすることになります。

 

大手からすると、運賃は下げられたが、コストを押さえることが出

来て、良かった良かったとなるわけです。更に、先々で取引先か

ら運賃の値下げを求められれば、外注(下請け)の運賃を下げれ

ば問題なく、尚且つ輸送中や事故、その他トラブルになっても、自

社からすると外注(下請け)を変えれば済むわけです。

 

しかし、外注(下請け)は低運賃で引き受ける事になってしまうの

です。

外注(下請け)はコストを削減しなければならなくなった際に、どう

でしょうか?

 

大手は削減する方法が見付かりましたが、外注(下請け)はなか

なか難しいのです。

ニュースでもありましたが、高速の不正通行やより利益を作るた

めに、従業員にロングで働いてもらわなければなりません。

もしくは、メンテナンスをケチったり、給料を下げたり、その他様々

なものを削減する動きを取るのです。

 

もちろん、ちゃんと経営努力をし、頑張っている企業もたくさんあ

ります。

 

運賃を上げるニュースが飛び交ってた時期もありました。幾つか

の企業さんは運賃を上げたそうです。しかし、ほとんどは運賃が

上がらずそのままになっている状況化が現実なのです。

 

運送業の外注(下請け)は、大変なものです。

昨今、運送業で働きたいと考える若者は非常に少ないのです


私も昔、物流に関わっていたので、色々経験しました。そのなか

で、生活をしていく上で、物流が稼働しているから生活が出来る

のです。

物流が無くなったら生活が成り立ちません。

 

昔は儲かってた時代を知っている社長は、儲かってた時代のお金の

使い方をしていれば今は続きません。

しかし、物流はしばらくは無くならないので、経営手腕次第ではまだま

だ、活躍が出来るはずです。