資金調達において銀行融資は難しい
さて、個人事業主さんも含め、中小零細企業さんは事業を継続していくにあたり、なかなか大変なものです。
企業は10年を超える事が出来るのは、2~3割とも言われております。
ただ、そこには様々な要因があります。
良く聞いた事を記しますと
・独立したものの続かない
・取引先が倒産
・周りに騙された
・資金繰りがわからない
・当たり前と思っていた事が全然異なる
・こんな筈じゃなかった
・急な入金遅延で想定外の資金不足
などなど、ただの愚痴では?というものまで、色々伺いました。
話を伺ってるなかで、仕事はプロでも資金繰りは苦手な方が多いようです。
お金の計算は大変ですよね?
支払いはいろいろあり、こっちにもあっちにもと。。。
さらには、あ! ここもあったなどと後で気付くこともあるかと思います。
【銀行融資】
例えば、資金ショートしそうになったら、銀行へ相談に行けば融資が受けられると安易に考えている社長さんがいまだに非常に多いようです。
それも一つの選択肢ですが、資金調達をするにあたり、その様な考えだけでは難しいのです。
融資を受けるにあたり、ある程度の審査基準があります。これは銀行やノンバンク等でも同じです。
ならば、どう考えたら良いのか?
単純に、自分が銀行側の立ち位置で考えてみましょう。
資金繰りに困った方が、相談に来たら何を聞きますか?
そして、何を見ますか?
そこで、得た資料や情報がどの様な形だったら、相談者へお金を貸そうと考えますか?
これは、私のところへ相談に来た社長さん達に良く聞く質問です。
意地悪で言ってる訳ではありません。
融資が通らない企業は、大体答えが一緒なんです。
ほとんどの社長さんは、自分自身、分かっているんです。
特に、銀行融資は半年くらい前から計画し、銀行と話していかなければなりません。
そんな半年前?????
その時点では『資金ショートするか分からんよ』と言われるかも知れませんが、それくらい長期的且つ、計画的に進めていかないと難しいのです。
特に中小零細企業・個人事業主さんは、仕事とは関係ないお金の入出金があったりもします。
銀行は気が付いてます。そして、見ています。
その場で取って付けたような話しや言い訳は、絶対にNGです。
融資の担当者はその場では、『そうなんですね~』 と、理解しているような仕草をするかと思いますが、腹の中は異なります。
しかし、気持ち的に社長さんは融資の担当者にすべてをさらけ出して話が出来ないんですよね??
なぜなら、余計な不安要素を伝えたが為に融資が出なくなってしまうのでは??と考えてしまいます。
おっしゃる通りだと思います。
でも、誤魔化して融資は受けれないと考えましょう。
とある地銀さんは、改竄や偽造を組み合わせて融資までこぎつけたと聞きますが、それはどこまでいっても、通常ではあり得ません。
銀行さんも金貸であり、考え方はノンバンクと変わりません。
融資の前に、まず自分のところがどういう状況なのか??把握しましょう。
細かい数字は嫌ですよね?
私も嫌ですw
困ってから動くのではなく、困る前から考えていきましょう??